解決事例
NO.17 自己破産 ⇒ 住宅ローンが支払えなくなり、自己破産に追い込まれた事例
<事案>
Aさんは過労が原因で体調を崩してしまい、やむなく転職しました。転職により、収入が前職の7割程度まで低下してしまい、住宅ローンのボーナス月の返済ができなくなってしまいました。必然的に延滞を繰り返すことになり、自宅は競売にかかり、最終的には債権者から一括請求を受けました。そのような状況の中、返済を継続することが困難になり、弁護士に破産手続を依頼されました。
<解決に至るまで>
Aさんには特に目立った資産は存在せず、書類のみで審査が行われる同時廃止手続で申立を行いました。
しかし、申立後に裁判所からの指摘で、依頼者がまったく把握していなかった資産が存在することが発覚しました。このまま同時廃止手続のまま進行すると、資産相当額を財団組入するように裁判所から指示が入ることが見込まれたため、管財事件に移行しました。
<結果>
管財事件に移行したことで、新たに発覚した資産を手元に残すことができました。また、新たに発覚した資産以外には目立った資産がなかったことから、債権者集会が開かれることもなく、Aさんは無事に免責許可を得ることができました。