破産後の生活

 

破産してしまった後の生活がどうなっているかご存知ですか?

 破産などの債務整理をした後の生活はどうなるのか?というのを実際に見聞きされた方は多くないと思います。そのため、債務整理に関して必要以上に不安を感じておられる方が少なくありません。 そこで、このページでは、債務整理(破産、個人再生、任意整理)された方のその後の生活を掲載させていただきました。

 

(1)就職に関して


会社経営をされておられた方は、もともと非常に高い技術や特別な知識を有しておられる方が少なくありません。
そこで、その経験を生かして、同業他社へ就職される方がたくさんいらっしゃいます。
就労形態も、
・従業員
・役員(顧問を含む)
・アルバイト(契約社員)
と様々です。これは、年齢にも左右されていると思われます。

また、就職先も、
・自宅から近い会社(従来の取引なし
もありますが、
・従来の取引先(特別なものとして、独立した元従業員の店舗)
も多くなっています。

ご迷惑をかけた先も多く、本来怒られても仕方ない先が多いのですが、普段からのお付き合いの仕方やご本人の人柄、そして債務整理をするとなったときの誠実な対応などから、快く受け入れて下さっているようです。
注意が必要なのは、破産をすると一部の職業に就けなかったり、資格が(一時)資格停止処分がなされたりします。ただし、これも免責がおりた段階で解除されます。資格等をお持ちの方は、ぜひご相談ください。

 

(2)自宅(不動産)に関して


自宅に関しては、住宅条項付きの個人再生(住宅を残しながら行う個人再生手続きのこと)を除けば、売却する(競売含む)かしないか、そして退去が必要かどうか、というパターンで分けることができます。
売却が必要となり、退去しなくてはならない場合とは、
・競売となった(破産、任意整理)
・任意売却で親族以外の方が購入した(破産、任意整理、個人再生)
が主なパターンです。
一方、売却しても退去しなくても良かった場合とは、
・任意売却で親族に買い取ってもらった(破産、任意整理)
・任意売却で親族以外が購入したが、リースバック(購入者から賃貸する)を利用する(破産、任意整理)
というように、購入者の協力が必要となってきます。協力してくれる人を探したり、調整・交渉等を要しますので、早めの対応が不可欠です。

 

(3)その他


大半の方は、就職されて、再出発をされておられます。 また、借り入れは難しいと考えて下さって結構です。
ただ、中には、債務整理した後でも借り入れやカードを作らせてくれる会社もあるようです。そして、再度借り入れを始めて、数年後に「返済に困った」と来られる方がいらっしゃるのも確かです。
特に破産をした方を狙って、違法な高い金利でお金を貸し付けてこようとする人がいます。いわゆる「ヤミ金」です。これは、破産後7年間は再度破産免責が出ないということを利用しようとしているのだと思われます。
当事務所では、こうした危険性について、依頼者の方に説明させていただいています。 時間がたてばたつほど、ご希望の対応・処置ができないことが増えてきます。ですから、少しでもお悩みの方は、お早めにご相談ください。

また、当事務所では、ご自宅の扱い(売却や引っ越しの必要性など)やお取引先との対応などに関して、適切なアドバイスをさせていただきます。

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